
「このままだったとしたら、どうなるだろうか」
「このままで、本当にいいのだろうか」
そんな問いに立ち止まったことのある、
すべての方々へ
はっきりとした夢や目標が見えなかった過去の自分
私がこの会計の世界に飛び込んだのは、「将来こうなりたい」という明確な夢や目標があったからではありません。
何となく「閉じこもった環境や世界に身を置きたくない」というぼんやりとした、決して積極的とは言えないような理由から、大学で専攻していた理系の道からはずれ、より多くの方々との出会いや関係性を広げた先に具体的な夢を持ってみたいという意気込みのまま、大学卒業後から改めて会計の勉強をし始めました。
ところが、思うような成果をすぐに出すことができませんでした。
徐々に年を重ねていく中で、自分の存在価値に対する恥ずかしさのような感情を抱きながら、「とにかく働かなければ」という義務感で最初の会計事務所への就職を決めたのです。
人よりも年齢を重ねている新人だった私は、厳しい上司のもとで実務を徹底的に叩き込まれました。「教えてもらえなくなると困る」「今の自分は耐えるしかない」と、謙虚な姿勢を保つことに精一杯の日々を送っていました。
「これがやりたかったことなのだろうか」と思いながらも、真剣に向き合うことができないまま、目の前の作業をひたすらこなす日々でした。
地元の老舗の廃業 —— 価値観が大きく変わった原体験
入社して2年余り、引き続き変わることのない同じような日々を送っていた頃、地元のある老舗氷菓子屋さんの解散・清算業務を担当することになりました。
そのお店は、私自身も幼い頃や学生時代に親や友人と何度も訪れた思い出の場所でした。地元に根付き、多くの人に愛され続けてきたそのお店が廃業し閉店を迎えることになったのです。
きっかけは、主力商品の製造を委託していた外注先の社長さんが急逝されたことでした。
他に委託できるような外注先もなく、やむを得ず廃業を選ばれたのです。
ただし、その背景には「売上も伸びないし…」という経営者のつぶやきもありました。
長年経営されてこられた老舗ですから、第三者としてすべてを知るわけではありません。
ただ正直なところ、外注先の状況や年齢なども考えながら、
「もっと早く別の外注先を探せなかったものか」、
「経営していくための情報不足が起きていたことに気づくタイミングはなかっただろうか」、
など、私は考えずにいられませんでした。
いよいよ営業最終日が近づくと、地元紙に取り上げられ、改めてご家族連れで思い出を語りながら来店される方が後を絶たなかったようです。
経営者の方が後日、
「こんなにうちが愛されているなんて思わなかった。もっと頑張って続けた方が良かったかな。」
と言葉をこぼされました。
それを聞いたとき、私はすぐに言葉にすることができない脱力感を覚えました。
もしかしたら、ほんの少しの"気づき”や”支援”があれば、続けられていたかもしれない、
—— そう、「このままだったとしたら、どうなるだろうか」という問いに向き合う機会が。
この出来事が、その後の私の目標が生まれる大きなきっかけでした。
ぼんやりとした目標とも言えないような気持で働き始めていた私でしたが、
「…自分こそ、このままで、本当にいいのだろうか」という問いに、
私自身が向き合い始めた瞬間です。
未来会計に本気で向き合いたい —— 転職と出会い
この経験を経て私は、「このままでいいはずがない、顧客のための経営支援に取り組む事務所に入りたい」という想いを抱き、勤めていた事務所を退職しました。
転職先に選んだ会計事務所は「過去会計から未来会計へ」をスローガンに掲げていました。
面接を経て入社が決まり、いよいよ何かが動き始めるような期待がありました。
ところが、転職先では未来会計を掲げ、一部では実践されてはいたものの、実際には過去会計の”ついで”のような扱いの場面が多く、少し拍子抜けしたのも事実です。
期待していた実践とは少し違いました。
それでもそのご縁が、私にとって更なる転機となったことも事実です。
その職場で参加させていただいた研修やセミナーの中に、運命的な出会いが待っていたのです。
岩永経世先生 ——————
未来会計を理念だけでなく「言語化」され「行動」で体現され、すでに事業として具体的に展開されている、まさにこの分野の先駆者です。
実務を通して経営者に寄り添う姿勢、会計を通じて未来への意思決定を支えるという覚悟。
すべてに深く共感し、「私もこうありたい」と強く思うようになりました。
まさに、琴線に触れる出会いでした。
「目標は間違っていなかった、きっと、私にもできる」そう強く信じられるようになったのです。同時に、具体的なやり方も見えてきたことで、何とも形容しがたい、大きな力が湧いてくる瞬間でした。
私が実践に移すより先に、未来会計の力に感化されたのはほかでもない、この私だったのです。
未来会計という支援 —— 「続けたかった」を生まないために
「世の会社のために、そしてその会社を愛する、必要とする方々のために、何ができるだろうか」
あの出来事以降、私はずっとその問いを抱えながら、会計の道を歩んできました。
ただ帳簿を整えるだけ、複雑で面倒な決算申告業務を代行するだけでなく、数字の”先”を見て、経営の”これから”を一緒に考える。
経営者が目の前の課題に追われ、大切な「未来」のための時間や視点を持てなくなる瞬間。
その裏側には、お金や数字への不安があることも少なくありません。
もし、その時に信頼し身を寄せて”対話できる相手”や”先を見通す支援”がそばにあったなら ——
いくら正しく解説できたとしても”変えることのできない過去”ではなく、考え方やこれからの行動によって”変えることのできる未来”のために。
よりよい目標をもって前を向いて、安心して進むべき道を、自ら選ぶことができる。
そして、会社を成長させ経営を続けていけるための一歩に、自信と勇気が持てる。
—— そのための支援こそが、未来会計です。
続けるを、支える —— 経営者のみなさまへ
経営には、判断の連続と、挑戦していく勇気が求められます。
経営者といえど、迷いや不安がないわけではありません。
「このままで、本当にいいのだろうか」と、ふと立ち止まり、ハッと目が覚めてしばらく眠れなくなってしまうような夜が、時折訪れるのではないでしょうか。
そんなときにこそ、未来会計があります。
過去を振り返るだけでなく、これからの選択に身を寄せて聴き、膝突き合せて一緒に考える。
数字をもとに、経営者の想いを汲み取りながら、未来のシナリオを一緒に描く。
未来会計は、あなたが「続ける」ための確かな支えとなる強力(協力)な存在です。
私たちは、あなたの「このままではいけない」を、未来会計で支えます。
あなたの会社のこと、ご一緒に考えさせてください。
「一度、話を聞いてほしい」
「考えを整理したい」
「ぐっすり眠れるようになりたい」
そんな気持ちがあるときは、
是非、私たちのことを思い出してもらえると嬉しいのです。